高齢者のお金の悩みや管理の問題・介護の体験談のまとめ
高齢者のお金の悩みや高齢の家族がいる方の悩み、介護などの体験談を記載しています。
高齢になるにつれての問題などもたくさんでてくると思いますし、家族もそれに対応していかなくてはいけませんよね。
ですので、ここでの体験談を今後の人生の参考にするのも良いかもしれません。
コンテンツ一覧
- 1 高齢者のお金の悩みや管理の問題・介護の体験談のまとめ
- 1.1 母の弱みに漬け込む他人…
- 1.2 一文無しの高齢者!
- 1.3 残りの人生を大切にしてほしい
- 1.4 突然の入院、そのとき困るのは…
- 1.5 とある宗教にはまってしまった祖母
- 1.6 もっと親孝行しないと!
- 1.7 知らない間に購入していた高額なもの…
- 1.8 医療費の出費が増えてきた
- 1.9 今のうちに話し合いをしておこう
- 1.10 年々気難しい性格になる私の母
- 1.11 高齢者の収入を少しでも増やす方法は?
- 1.12 冠婚葬祭費を節約する両親に困ってます…
- 1.13 施設入居が何年続くのか心配…
- 1.14 両親の免許の返納について
- 1.15 金銭感覚の違いから生まれる溝
- 1.16 旬の安い食材を食べると病気知らず!
母の弱みに漬け込む他人…
高齢の母でしたが、カラオケが大好きで昼間に安く提供しているスナックで歌うのを楽しみにしていました。お店のご夫婦もいい方みたいで老後の楽しみが出来て、そこに行く為にオシャレになってく母を見て、私達も安心していました。
しかし、ある時母にがんの疑いが発覚。落ち込み不安がる母。でもいい薬があったので大丈夫だと言うので実家に戻ると、見た事も聞いたことも無いサプリメントの山が。しかも高齢の母が一生かかっても飲みきれない量。1袋の値段を聞いてその山を計算すると年金額を遥かに超える額。
実はカラオケに通ってたスナックの夫婦が客にサプリメントを販売している事がわかりました。病気の母にここぞとばかりに大量に売りつけたようです。
それを買った事で母が安心出来たと言うので、返品は諦めましたがこれ以上の購入は止めて、スナックへのカラオケも説得してやめてもらいました。
母の行動に安心して確認していなかった事に反省。いい人と思ってもお金が絡むとこんな寂しい事になるんだと思い知らされました。
一文無しの高齢者!
私は祖母の介護をしているのですが、祖母は一円もお金を持っておらず、食費や生活雑貨などの面で家計に対しとても負担になっています。そもそも祖母は貧しいという訳ではなく、それなりの老後の貯金を持っていました。
しかし、父の弟に自分の遺産を全て渡してしまったのです。そのために自分ではお金を持っておらず、それでももう先は短いから何とかなると思っていたようです。
本来遺産を引き継いだのだから父の弟の家族が祖母の介護をするべきですが、そうではなくこちらに押し付けられ、困ってしまいました。
昔はいいおばあちゃんという印象だっただけに、ただひたすら邪魔で負担になるだけの存在となってしまったことをとても悲しく思っています。
残りの人生を大切にしてほしい
私のおばあちゃんとおじいちゃんのお話です。おじいちゃんが病気をするまでは家族みんな仲良く楽しく過ごしていました。お盆や正月もにぎやかでした。
10年前に病気を患ってから兄弟げんかが起こるようになりました。トラブルの原因は「介護」と「財産」です。いままで、頑張って育ててきた結果、親の面倒を誰が見るとか見ないとかで常に争いが起こるようになりました。
今では、お盆も正月もお互いに顔を合わせないように時間をずらして行くようになりました。孫の私からみていると、あんなに仲のよかった家族が一瞬にして崩れたことがショックでした。
おじいちゃんおばあちゃんも「なんでこんな風になってしまったのかね」とつぶやきます。
私は、財産なんて残さないで自分たちのために使ってほしいと思っています。子どもたちのために残したいといいますが、介護や財産のことで争いが起きている以上子どもたちのためになんてならないと思います。
今まで、たくさん働いて稼いできたお金なので、老後の人生は思う存分自分のために時間とお金を使ってほしいです。
突然の入院、そのとき困るのは…
長寿国家日本。高齢者も元気に毎日を過ごしています。筆者もうちのおじいちゃんおばあちゃんは大きな病気もないし、と安心していました。ですが思わぬことで入院する事態になってしまいました。
病気ではなく怪我なので短期の入院で済んだのはよかったです。けれども入院費は痛手でした。救急車を呼んであれよあれよと入院し、アレが必要コレが必要と細かい出費が増え、そうこうしているうちに入院費の説明をされるのです。
全く予測していなかった大きな出費に見舞われました。医療保険に入っていたのであとから請求ができましたが、保険がなかったら大変でした。
一度保険に入った後はほったらかし、という人も多いと思いますが先進医療も次々出てきているので節目に保険の見直しも良いかもしれません。
とある宗教にはまってしまった祖母
自分の母から伝え聞いたおばあちゃんのことなのですが、ある宗教にはまってしまって大変だったらしいのです。いまだに信じられないのですが、突然神が舞い降りたといって人前で踊りだしたり歌を歌いだしたりしたそうです。
私自身も子供のころ神様の水と言ってコップに汲み置きしておいた水を飲まされたり、毎朝神様の歌をテープで聞かされたりしていたのでよく覚えています。
問題だったのはその教祖様に差し出す月2回のお布施なのです。最初は少額だったのですが、後半にはかなりの額になってしまって大変だったそうです。大変な入れ込みようで、人の注意は全く聞かなかったそうです。
催眠術系のサギなのか、それとも本当に信じ込んでしまったのかはわかりませんが、高齢者になるとだまされやすくなるみたいなので十分に気をつけてくださいね。と母にお願いしました。
もっと親孝行しないと!
私は32歳独身です。昨年の夏から8年ぶりに両親の住む実家でまた同居を始めました。体力が衰えてきた両親を見るともっと親孝行しないとなという気持ちになります。埼玉から東京の病院に通う父とても心配です。
しかし母を連れて車で行くのでちょっとしたドライブデートなのかもしれません。3件も病院に通うとお金がかかってしょうがないよ。と笑いながら言う父に少しは援助してあげたいと思います。
実際援助できていないので情けない話なのですが。普段は規則正しく生活する母、朝まで録画したテレビを見る父。娯楽には全くお金をかけていないように感じます。
俺はテレビ評論家だという父の趣味は完全にテレビ鑑賞。良い趣味だとは思います。今年は私が旅行に連れてってあげたいと思います。
知らない間に購入していた高額なもの…
うちの両親は他界しているので父方の祖父母は主に孫の私が相談に乗ったり手続きなどをしています。
我が家と祖父母の家は県を二つほど跨いでいるので10日に一回程度の訪問がほとんどですが、つい先日見慣れない大きないすが茶の間に…ケアマネさんからもヘルパーさんからも連絡がないのでどうしたのか尋ねると、業者から買ったと。
実際レンタルもある商品で、いすが電動で上下して立つ座るをサポートしてくれるというものですが、金額に驚いてしまいました。本人もレンタルがあるのは知っていたようですが、営業さんがいい人で、助ける半分で一括キャッシュで買ったというのです。
高齢者特有のたんす預金があるのは知っていましたが金額についてはまったく感知しておらず、ぽんと出せるほど持っているとは驚きました。
本人も納得して購入しているし普段無駄使いしない夫婦だからまあ、良いんじゃない?でも少し相談してくれたらうれしいという事だけ伝えましたが、処分に困るから大きなものとかは一言言うように約束しました。
これからも長生きしてほしいですが、高齢者のお買い物は少々見守りが必要だなと思ってしまいました。
医療費の出費が増えてきた
高齢者はとにかく医療費がかかります。それは、風邪を引いたり、腰が痛くなったり、ちょっとした拍子に骨を折ってしまったりと、病院に行く機会が若い人に比べてかなり多いからです。
それに加えて、両親の場合、歯がよくないので定期的に歯科医院に通っています。そのような生活をしているうちにだんだんと貯めておいたお金が少なくなってきたようです。
このように医療費の出費が増えてきたため、最近は食費を節約しているようです。
具体的には、野菜についてかなり安くなっている見切り品の物を買ったり、魚を1人1尾ずつではなく2人で1尾にしたり、お菓子を食べないようにしたり、お酒の回数を減らしたりして工夫をしています。
今のうちに話し合いをしておこう
先日、義母が突然の入院・手術を致しました。高齢と言う事もあり覚悟はしておりましたが、全くの予想外のことで大変慌てました。今は無事退院し、普通の生活をしております。
退院後、加入している生命保険会社から入院給付金の手続きをしようとしましたが、何でも溜め込む義母のこと、証書がどこにあるか本人にも分からなくなっていました。
義母はちょっと見栄っ張りなところと大変なおしゃべり好きなところから、こういう話を持ち掛けられると断れないところがあり、嫁である私は義母が複数の生命保険をかけていることは知っていますが、嫁の立場では聞きにくいのではっきりとした内容や件数は知りません。
身の回りのことは(お金の管理も含め)自分でやってきた義母ですので、同居して6年たちますが全て本人に任せています。
しかし高齢になり、否が応でも生命保険や預貯金などお金に関わることはデリケートな話題と言えどもはっきりさせておかなくてはなぁとつくづく考えさせられています。
私も決して若いと言えない年齢でもあり、お互いボケないうちに話し合いが必要ですね。
年々気難しい性格になる私の母
私の母親は高齢です。まだ介護が必要な状態ではありませんが、気難しい性格に年々変わってきています。年金生活になってからの暮らしぶりは質素ですが、突然大きな買い物をしたりしているので驚く事も時々あるんです。
最近になって高齢の叔父や叔母も認知症が始まってしまい、家族は大変そうです。介護施設に入れるにしても在宅で介護するにしてもお金がかかるので、そこは心配です。
私の母は自分の財産がどのくらいあるのか家族には話してくれません。手続きや支払い関連のある書類すら隠してしまっています。
子供には財産は残さないと公言しているのはいいのですが、通帳や印鑑の場所だけでも教えて欲しいです。子供に取られると思い込んでいるのかもしれませんね。
高齢者の収入を少しでも増やす方法は?
高齢者の収入は一般的に年金だけという場合が多いと言われています。両親も年金だけが頼りです。一方、支出で結構負担なのは、家や自動車を持っていることによる税金の納入です。
家を手放すことも考えたのですが、母が物を溜める傾向にあり、家に物があふれている状態なので、このような状態では他の所に移ることができません。
また、家がある所が不便な所で買い物に行くにしても自動車を使わないとならないため、自動車を売ることもできません。
そこで、最近、両親にインターネットのクラウド上で文章を書いてお金を稼ぐ方法を教えました。
特に母が興味を持ってくれているようなので、その気になってくれれば、今よりも多少収入を増やすことができるのではないかと思っています。
冠婚葬祭費を節約する両親に困ってます…
私の両親は、二人とも年金暮らしをしています。父は、週に数回だけ数時間のチラシ配りのアルバイトをする以外は年金と預貯金で生活しています。
普段の生活は自分たちで賄っていますが、冠婚葬祭などで臨時出費があるときには余裕がないため相場よりも安い金額を包むことで妻が不満をもっています。
妻の実家は比較的裕福なため、子どもが生まれたときの出産祝いはもちろんのこと、ベビー用品や分娩費用なども援助してくれました。でも私の実家は数千円程度の菓子折り程度しか送ってきませんでした。
お互いの実家へ帰省するときも妻の実家は毎回高級なレストランで食事したり、手土産を用意してくれます。
しかし、私の実家へ帰省したときは、ごはんと味噌汁と漬物だけの質素な食事しかでてこないことも妻は不満をもっており、帰省から帰ってくるたびに喧嘩になります。
妻の妹が結婚したときも私の両親は、3千円程度しか包みませんでした。私の弟が結婚したときには、妻の実家から1万円お祝いとして包んでもらったので正直肩身が狭かったです。
施設入居が何年続くのか心配…
義父が1年ほど前に有料老人ホームに入居しました。公務員を勤めあげて、退職金も年金もたくさんいただき、とりあえず生活には困らずに施設で暮らしていますが、年金額よりも多い金額が毎月かかっています。
ということは、貯蓄を少しずつ取り崩しているということで、いくら貯蓄があるとはいえ、まだまだ元気な義父が今後何年間施設で暮らすことになるのかわかりません。
また、医療費が多額にかかった場合も、貯蓄を取り崩すことになります。なので先行きがやはり心配です。
また少々認知症が入って来ているにもかかわらず、お金の管理を自分の息子や娘に渡さず、自分でやろうとするのも心配です。投資信託、株といったものは、そろそろ整理する必要があると思います。
両親の免許の返納について
私の両親は数年前に退職し、年金生活をしています。ある程度の年金はもらっているものの、生活は楽ではないようです。
昨年父親が車の免許を返納し、長年愛用していた車を廃棄しました。車がないと何もできない田舎町に住んでいるため、免許の返納についてはものすごく悩みましたが、人様に迷惑をかけてからでは遅い、ということで返納しました。
最寄り駅までのバスもなく、徒歩で40分以上かかるため移動が大変そうです。隣町では免許返納者に対して、タクシーの割引があったりしますが、両親の住んでいる町ではそういった特典がありません。
そこで老体に鞭打って夫婦二人して自転車に乗り始めました。ゆっくりとしか進めませんが、夫婦二人で自転車をこぐ後ろ姿は微笑ましいものがあります。このままゆっくりとこぎ続けていって欲しいです。
金銭感覚の違いから生まれる溝
両親はもう高齢者と呼んで差し支えない年代に差し掛かってきましたが、私が最近頭を悩ませているのはその金銭感覚です。私の両親は一般的に言ってお金をたくさん持っている方ではないはずですが、私の感覚からすると浪費に近いのではないかと考えることも少なくありません。
勿論、両親が汗水たらして得たお金について口出しする権利は何もないのですが、時折、生活用品のお使いなどを頼んだりすると明らかに多めに、しかも高いものを買ってくるのです。
両親はそんな大したことじゃないと言うのですが、私の方は日々切り詰めて生活をしているのでその感覚に納得がいかないことが多いです。
かと言って私は忙しく、彼らは働いていないので猫の手も借りたいというところなのです。昔はそうだったかもしれないが今は違うということを切に訴えているのですが、なかなかこの溝は埋まりそうにありませんね。
旬の安い食材を食べると病気知らず!
年金生活に入ると食費も切り詰めざるを得ませんが、旬の食べ物ばかりを選んで食卓に乗せると、お金もかからず病気にもなりにくい体になります。
ダイコン1本なら葉っぱは油いために、皮はキンピラに、太い部分は甘く柔らかいので、サラダや大根おろしにします。
根に近い部分は煮物や味噌汁にと使い分けると、様々なメニューが作れます。キャベツも人参も野菜は旬のものを選んで買い、工夫することで頭の体操にもなり、財布にも体にも優しい生活ができます。
現代のように医学が発達していない時代は、食べ物が薬の役割を果たしていましたが、ある程度の年齢になったら、食養生が一番効果があるようです。
自分の体を守れるのは自分しかいないと自覚し、少ない予算で身体によい旬の野菜を食べるようにしましょう。