2社間と3社間ファクタリングの違い

ファクタリングの仕組みはどうなっているのかと言うと「買取業者に手元にある売掛金を買い取ってもらうことによって現金を得る資金調達法」と解説出来ます。

売掛金を売ってしまう時に手数料は発生しますが、お金を借りるわけではありませんので貸付けではありません。

さらに売掛金の買取を相手先企業に知られずに行うことも出来ます。

またその他の基礎知識としては担保も保証人も原則不要で、税金を滞納していたり赤字決算であったりしても利用可能ということも知っておいて損はありません。

日本では現在急成長している金融取引のため認知度は銀行融資とくらべると低いですが、欧米ではかなり前から一般的な商取引として認知されており、主に中小企業を中心に効果的な資金調達方法として知られています。

ファクタリングの仕組み

2社間、3社間取引きの違いは?

ファクタリングの契約には『2社間取引き』と、『3社間取引き』の2通りの契約方法が存在しますので、ファクタリングによって資金調達を行う経営者は違いを把握しておく必要があります。

2社間 3社間
スピード 速い(最短即日) 時間が掛かる(数日かかる)
手数料 高め(約10~40%) 低め(約1~8%)
審査難易度 比較的高め 低め
売掛金の回収 ファクタリングの利用者 ファクタリング会社
取引先の了承 不要 必要
秘密 ×

2社間取引きについて

2社間取引きの仕組み

2社間取引きは、「ファクタリングを利用する企業」と、「ファクタリング業者」の2社が同意した上での取引となります。

2社間取引きの場合は、売掛先の同意を得る必要がないため、ファクタリングを利用する側にとっては3社間取引きの時よりも早く資金を調達できる可能性があります。

また、これによって売掛先に知られることなく取引を行えるメリットがあります。

メリット

・取引先の信用を損なうことがない
・取引先の同意が必要ないためスピーディに資金化が可能

2社間のデメリットは?

本来はファクタリング業者自身が行う売掛金の回収をファクタリング利用者に依託する形式になる為に、業者は利用者にお金を持ち逃げされるリスクを負うことになります。

この為、2社間取引は3社間より手数料が高くなる傾向があることを覚えておきましょう。

3社間取引きについて

3社間取引きの仕組み

一方、3社間取引きは、「ファクタリングを利用する企業」と「ファクタリング業者」に「売掛先」が加わり、3社が同意して債権譲渡契約を結ばなければ取引は成立しません。

売掛金の回収が不可能になるリスクが小さいことから利用する側も安い手数料で利用できるというメリットがあります。

また、この場合は売掛金の回収をファクタリング業者が行います。

3社間取引の場合はファクタリング業者が売掛金回収を行うため2社間取引よりも審査に通る可能性が高くなり、個人事業主などでも利用しやすくなっています。

メリット

・リスクが減るので手数料が低く設定されている
・審査の難易度が2社間に比べて低い
・売掛先の信用が重要となるため個人事業主でも利用しやすい

3社間のデメリットは?

スピード面で2社間の方が一般的には速く最短即日契約が可能ですが、3社間では取引先の了承を得るなどが必要なため数日かかるのが通例です。

また、売買契約に関して取引先に通知されるので事業資金を調達した後に関係性が悪くなってしまう可能性が少なからずあります。

取引先と良好な関係を続けていきたいと考えている場合は、秘密にできる2社間取引を選択するようにしてください。

まとめ

ファクタリングは赤字決算や税金滞納の状態でも利用することができるのがメリットとなりますが、以上のように取引方法の違いで現金化までのスピードや手数料などが違ってきます。

手数料が安くなるメリットがあるので3社間取引を選ぶ経営者もいますし、信用面やスピードを考えて2社間を選ぶ方もいらっしゃいます。

それぞれの取引にはメリットやデメリットがありますので、自分の会社に合っている方法を選ぶことが大切です。



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