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日本のお札の歴史は?1885年の始まりから今も使える25種類まで

編集:お金をめぐる編集部 公開 更新 約5分で読めます
昔の日本のお札と硬貨
目次
  1. 日本銀行のお札はいつ始まった?
  2. これまでに何種類のお札が出た?
  3. 使えなくなったお札があるのはなぜ?
  4. 新円切り替えとは?
  5. 今も使える、いちばん古いお札は?
  6. お札の大きさはどう変わった?
  7. お札のデザインはどのくらいの間隔で変わった?
  8. よくある質問

日本銀行がお札を初めて出したのは1885年です。それから今までに出したお札は56種類。そのうち今も使えるのは25種類で、残りの31種類は、過去3回の特別な措置で使えなくなりました。

  1. 日本銀行のお札は1885年に始まり、これまでに56種類が出た。今も使えるのは25種類
  2. 使えなくなった31種類は、1927年・1946年・1953年の3回の特別な措置によるもの
  3. 1885年に出た大黒像の一円券は、今も使えるお札として残っている

日本銀行のお札はいつ始まった?

今のお札、つまり日本銀行券の歴史は、1885年に始まります。この年、日本銀行が日本銀行として初めてお札を出しました。

このサイトの紙幣データでは、1885年に出たお札のうち、今も使えるものが1つあります。1885年9月8日に発行が始まった、大黒像の一円券です。今年で141年になります。

これまでに何種類のお札が出た?

日本銀行によると、1885年から今までに出したお札は56種類です。

  • 今も使えるお札:25種類
  • 使えなくなったお札:31種類

今も使えるのは、全体の約45%です。25種類の内訳は、今も発行されている券が7種類(新しい券と、そのひとつ前の券)、発行が止まった昔の券が18種類です。一覧は今も使えるお札の肖像 一覧にまとめています。

使えなくなったお札があるのはなぜ?

お札は、一度出されると、ふつうは使えなくなりません。使えなくなるのは、法令で特別な措置がとられたときだけだ、というのが日本銀行の説明です。

その特別な措置が、過去に3回ありました。

年何が起きたか
1927年関東大震災で焼けたお札の整理
1946年戦後のインフレを止めるための新円切り替え
1953年1円未満のお金の整理

31種類のお札が使えなくなったのは、この3回によるものです。言いかえると、56種類のうち使えなくなったお札は、どれも国が特別な決まりを作った結果です。古くなったから自然に使えなくなった、というお札はありません。

新円切り替えとは?

3回のうち2回目が、1946年の新円切り替えです。戦後のインフレを止めるため、政府は1946年2月に、お札を金融機関に預けさせる決まりを出しました。

  • 5円以上のお札は、預金などとして金融機関に預けなければならない
  • 預けたお金は、それまでの預金と一緒に引き出せなくなる
  • 引き出しは新しいお札で、生活費や事業費などの分だけが認められた

手元のお札をそのまま使い続けることができなくなりました。ふだんの「新しいお札が出る」とは、まったく違う出来事です。

もう1つの1953年の整理は、1円未満のお金についてです。当時の物価では、1円未満のお金はほとんど使われなくなっていました。そのため1円未満のお札や硬貨は、その年の12月31日で使えなくなりました。

今も使える、いちばん古いお札は?

1885年の大黒像の一円券です。大きさは縦78mm・横135mm。今の千円札と比べると、縦は2mm長く、横は15mm短いお札です。

残っている古いお札を年代順に並べると、もうひとつ気づくことがあります。今も使えるお札のうち、1946年より前に発行が始まったものは3種類あり、どれも一円券です。

  • 1885年:大黒像の一円券
  • 1889年:武内宿禰の一円券
  • 1943年:武内宿禰の一円券

新円切り替えで預けることになったのは、5円以上のお札でした。この二つに関係があるのかどうかは、日本銀行の資料には書かれていません。ここでは、事実として並べておくだけにします。

お札の大きさはどう変わった?

今のお札は、どの額面も縦76mmです。昔のお札は、それよりずっと大きいものがありました。

  • 1946年の聖徳太子の百円券:縦93mm。今のお札より17mm高い
  • 1958年の聖徳太子の一万円券:縦84mm・横174mm。今の一万円札より横が14mm長い

大きさの細かい比べ方は、一万円札の重さと大きさなどの券種ごとのページにあります。

お札のデザインはどのくらいの間隔で変わった?

最近の3回は、20年ごとでした。

  • 1984年:福沢諭吉・新渡戸稲造・夏目漱石のお札
  • 2004年:福沢諭吉・樋口一葉・野口英世のお札
  • 2024年:渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎のお札

ただし、これは最近の3回の間隔です。昔からずっと20年ごとだったわけではありません。また、その間の2000年には、二千円札が新しく加わっています。お札のデザインを変える「改刷」の目的や決まり方は改刷の記事にあります。

よくある質問

使えない古いお札は、交換してもらえる?

今も有効なお札で、もう発行されておらず流通に不便なもの(聖徳太子の一万円券など)があります。これらは日本銀行の本店や支店で、今のお札と引き換えられます。

昔のお札はどこで見られる?

日本銀行の貨幣博物館で見られます。古代から今までのお札や硬貨、お金に関する資料が並んでいます。

硬貨の歴史は?

硬貨の移り変わりは日本の硬貨の歴史にまとめています。お札と硬貨の呼び方の違いは貨幣・紙幣・硬貨・通貨の違いにあります。

  • 日本銀行のお札は1885年に始まり、56種類のうち25種類が今も使える
  • 使えなくなった31種類は、1927年・1946年・1953年の3回の特別な措置によるもの
  • 今も使えるいちばん古いお札は1885年の大黒像の一円券

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